新型コロナウイルス(COVID-19) データから見る静岡県の状況
新型コロナウイルスの感染再拡大ってことで、12月から静岡県の「GoToイート」食事券の新規販売が停止されてしまいました。
全国各地でも外出自粛や営業自粛要請なんかが出てきてる状況。
10月に一度「新型コロナウイルス(COVID-19) 静岡県の状況」をまとめてみましたが、2ヶ月たって改めて、今の県内の状況をまとめてみました。
データは静岡県が公表しているものをもとにしています。
https://stopcovid19.code4numazu.org/
静岡県内の陽性者数推移

かなり増えているのが一目瞭然。11月に入ってから増加に拍車がかかってます。
今のところ、1日のピークは11月19日の75人。最近はクラスタ発生が多いため、一気に数を積んでく日が増えてます。
第一波、第二波と言われている時期からみても、かなりの多さなのを再認識。
市町別期間累計と陽性者率
市町 | 人口 | 陽性者数 | 陽性者率 | 陽性者率ランク |
---|---|---|---|---|
沼津市 | 188324 | 49 | 0.0260% | 16 |
三島市 | 107598 | 34 | 0.0316% | 12 |
富士宮市 | 127710 | 43 | 0.0337% | 10 |
富士市 | 244122 | 84 | 0.0344% | 9 |
御殿場市 | 86715 | 14 | 0.0161% | 29 |
裾野市 | 50916 | 7 | 0.0137% | 30 |
函南町 | 36689 | 6 | 0.0164% | 27 |
清水町 | 31756 | 12 | 0.0378% | 8 |
長泉町 | 43259 | 8 | 0.0185% | 22 |
小山町 | 18240 | 4 | 0.0219% | 18 |
熱海市 | 35573 | 46 | 0.1293% | 2 |
伊東市 | 64777 | 97 | 0.1497% | 1 |
下田市 | 20663 | 2 | 0.0097% | 31 |
伊豆市 | 28687 | 12 | 0.0418% | 7 |
伊豆の国市 | 46489 | 44 | 0.0946% | 3 |
東伊豆町 | 11500 | 2 | 0.0174% | 23 |
河津町 | 6727 | 0 | 0.0000% | 33 |
南伊豆町 | 7771 | 4 | 0.0515% | 6 |
松崎町 | 6019 | 1 | 0.0166% | 26 |
西伊豆町 | 7097 | 0 | 0.0000% | 33 |
静岡市 | 687819 | 537 | 0.0781% | 4 |
島田市 | 95519 | 26 | 0.0272% | 15 |
焼津市 | 136250 | 42 | 0.0308% | 13 |
藤枝市 | 141371 | 39 | 0.0276% | 14 |
牧之原市 | 43394 | 9 | 0.0207% | 20 |
吉田町 | 28877 | 2 | 0.0069% | 32 |
川根本町 | 6211 | 0 | 0.0000% | 33 |
浜松市 | 789806 | 442 | 0.0560% | 5 |
磐田市 | 166045 | 32 | 0.0193% | 21 |
掛川市 | 114351 | 24 | 0.0210% | 19 |
袋井市 | 86868 | 15 | 0.0173% | 24 |
湖西市 | 58005 | 19 | 0.0328% | 11 |
御前崎市 | 30774 | 5 | 0.0162% | 28 |
菊川市 | 47366 | 8 | 0.0169% | 25 |
森町 | 17426 | 4 | 0.0230% | 17 |
※市町人口は2020年9月度の静岡県人口推計に基づきます。
※市町の並び順は静岡県の人口統計に準じます。
※明確に市町が指定されていないデータは含まれません。(例:〇〇保健所管内 など)
やはり県内2大都市の静岡市、浜松市が多く、2市合わせて979名で県内陽性者累計数の約6割を占めてます。
しかし続く3番目から8番目までは、伊東市、富士市、沼津市、熱海市、伊豆の国市、富士宮市と東部・伊豆のまちが並んでるのが気になる。
そして累計数ではなく、人口に対する陽性者率にすると伊東市と熱海市が0.1%を超えて続くのは伊豆のまちが多いです。前回調べたときには伊豆でも特に東海岸に集中していましたが、今回はそんなこともなくなりました。
陽性者の属性
年齢構成
前回同様、年齢については表記ゆれ(表記に統一性がない)が多いのと、未分類が多いので実際との乖離が大きいと思います。
子供は、「未就学児」「未就園児」「小児」を10歳未満で判断してます。
成人は年齢区分に仕分けが出来ないもの、例えば「成人」「高齢でない成人」「高齢者」などは未分類に含まれます。

上は積み上げですが、データが少ないところがぜんぜんわからなくなったので、百分率積み上げグラフも。


男女比
以前のデータが更新されたみたいで、古いデータについては前回より正確性が高くなってます。


重症者・無症状者の割合


期間計 | 死亡 | 重症 | 軽症・中等症 | 無症状 | 重症化率 | 無症状率 |
---|---|---|---|---|---|---|
2020/3 | 0 | 0 | 9 | 0 | 0.00% | 0.00% |
2020/4 | 1 | 3 | 40 | 17 | 7.02% | 38.64% |
2020/5 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0.00% | 33.33% |
2020/6 | 0 | 0 | 4 | 2 | 0.00% | 50.00% |
2020/7 | 0 | 2 | 150 | 36 | 1.08% | 23.68% |
2020/8 | 0 | 2 | 138 | 71 | 0.96% | 50.71% |
2020/9 | 0 | 0 | 36 | 21 | 0.00% | 58.33% |
2020/10 | 0 | 0 | 75 | 44 | 0.00% | 58.67% |
2020/11 | 0 | 8 | 627 | 329 | 0.84% | 51.81% |
重症化率は1%前後で徐々に下がっているので、重症者数が陽性者数と比例せずに減っている傾向が見て取れます。4月の重症化率が7%になっているのは、おそらく陽性者の方に高齢者が多かったためだと思われます。
無症状者率については、5月、6月は母数が小さすぎてあてになりませんが、4月の38%、7月の23%から、8月以降50%以上で推移しているのが面白いデータですね。
検査数が7月後半から飛躍的に伸びているのでそのせいかもしれません。それ以前は基本的に有症者が検査対象だったので、単純に無症状者がみつかっていなかっただけかも。
このデータをもって、新型コロナウイルスが弱毒化したとか、集団免疫がどうこういうのは早計かな。
まだまだこれからどうなるのか、不透明な状況。みなさんも健やかにお過ごしください。
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