新型コロナウイルス(COVID-19) 静岡県の状況

10月から新型コロナウイルス経済対策としての「GoToトラベル」キャンペーンが全国対象になりましたね。

今後さらに人の移動が増えることが予想されるので、静岡県の状況をちょっとまとめてみた。

データは静岡県が公表しているものをもとにしてます。

https://stopcovid19.code4numazu.org/

市町が発表してる陽性者数と静岡県の統計には差異があります。例えば市内ででた感染者だから市の統計には含まれるけど、居住市町が違う場合など。

期間は2020年3月から2020年9月末まで。2月末に静岡県初の陽性者が出てるけど、ダイアモンド・プリンセス関連なので除外しています。

静岡県内の陽性者数推移

8月頭あたりで爆増してるのは、7月末に浜松市で2店舗からクラスタが発生したためです。とはいえ、今のところ静岡県の日別最高値は7月25日発表分の30人ですね。

市町別期間累計と陽性者率

市町 人口 陽性者数 人口比 人口比ランク
沼津市 188324 7 0.0037% 22
三島市 107598 3 0.0028% 24
富士宮市 127710 22 0.0172% 6
富士市 244122 24 0.0098% 11
御殿場市 86715 5 0.0058% 18
裾野市 50916 0 0.0000% 29
函南町 36689 0 0.0000% 29
清水町 31756 5 0.0157% 8
長泉町 43259 3 0.0069% 14
小山町 18240 1 0.0055% 19
熱海市 35573 38 0.1068% 1
伊東市 64777 14 0.0216% 4
下田市 20663 2 0.0097% 12
伊豆市 28687 3 0.0105% 10
伊豆の国市 46489 1 0.0022% 27
東伊豆町 11500 2 0.0174% 5
河津町 6727 0 0.0000% 29
南伊豆町 7771 4 0.0515% 2
松崎町 6019 1 0.0166% 7
西伊豆町 7097 0 0.0000% 29
静岡市 687819 91 0.0132% 9
島田市 95519 6 0.0063% 17
焼津市 136250 3 0.0022% 26
藤枝市 141371 4 0.0028% 23
牧之原市 43394 2 0.0046% 21
吉田町 28877 0 0.0000% 29
川根本町 6211 0 0.0000% 29
浜松市 789806 196 0.0248% 3
磐田市 166045 9 0.0054% 20
掛川市 114351 9 0.0079% 13
袋井市 86868 2 0.0023% 25
湖西市 58005 4 0.0069% 15
御前崎市 30774 2 0.0065% 16
菊川市 47366 1 0.0021% 28
森町 17426 0 0.0000% 29
3620714 464 0.0128%

※市町人口は2020年9月度の静岡県人口推計に基づきます。

※市町の並び順は静岡県の人口統計に準じます。

※明確に市町が指定されていないデータは含まれません。(例:〇〇保健所管内 など)

人口が多い浜松市、静岡市での陽性者数が多いですね。まぁこの2市で静岡県の人口の約4割占めてますからね。クラスタが発生した浜松市が県内陽性者の約4割を占めてます。

しかし対人口比にしてみると、ちょっと様相が変わってきます。

対人口比でみると、人口約3万5千人の熱海市の陽性者率0.1%が一番高くて、続くのが南伊豆町の0.05%となります。あと、5位までみると3位の浜松市0.02%を除くと、熱海市、南伊豆町、伊東市、東伊豆町と伊豆東海岸に集中しているのがわかります。なんででしょうねぇ~。

ちなみにすごく感染拡大してるイメージの東京都は、陽性者約2万6千人に対して東京都の人口が約1400万人で陽性者率が0.18%です。

まぁいずれにしても、人口の1%にすら届いてない数字なんですね。

陽性者の属性

次に陽性者の属性もまとめてみた。

正直なところ、静岡県の場合は浜松のクラスタの影響が大きい為、役に立つデータなのかは不明です。

年齢構成

表記ゆれ(表記に一貫性がない)が多いのと、未分類が多いため実態を把握するのが難しいです。

子供は、「未就学児」「未就園児」「小児」を10歳未満で判断してます。

成人は年齢区分に仕分けが出来ないもの、例えば「成人」「高齢でない成人」「高齢者」などは未分類に含まれます。

男女比

3月、5月、6月に関しては陽性者数の母数が小さいのであまり価値のないデータです。

重症者の割合

データを眺めていて、面白いなと感じたのが重症者率の変化です。

母数が少ないデータなので、なんとも言えないとこはありますけど、2020年4月に7%だった重症化率が2020年7月には1%まで下がっているのはなんなんだろうな、と思います。

期間計 2020/3 2020/4 2020/5 2020/6 2020/7 2020/8 2020/9
死亡 0 1 0 0 0 1 0
重症 0 3 0 0 2 1 0
軽症・中等症 9 40 3 4 150 138 36
無症状 0 17 1 2 36 71 22
重症化率 0.0000% 7.0175% 0.0000% 0.0000% 1.0753% 0.9569% 0.0000%

※死亡数はお亡くなりになった時点ではなく、陽性者発表された時期となります。

静岡県では5月、6月に死者・重症者が発生していないため、よくわからないのですが、東京のデータを見てみると

https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/

お分かり頂けるだろうか、、、

6月中旬頃から、新規陽性者は増加しているんですけど、それに対して重症患者数は増えていかないんですよ。

普通は比例関係で、「陽性者が増える=重症患者も増える」になりそうなものですが、そうはならないんですね。

ちなみに東京都のデータは新規陽性者のデータと症状のデータがリンクしていないので、単純計算で重症者率が算出できないのでやってません。

たぶん静岡県でも同じ現象が起きてるとは思うんですが、確証はありません。

まだまだ予断を許さない状況ではありますが、上手くWithコロナ生活をおくって、元気でいたいものです。

みなさんもご安全にお元気でお過ごし下さいませ。

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